J1広島のDF千葉から禁止物質 暫定的資格停止

 J1広島は27日、DF千葉和彦(31)が日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の行ったドーピング検査で禁止物質(特定物質)の「メチルヘキサンアミン」が検出され、暫定的資格停止の通知を受けたことを発表した。千葉は当面、公式戦、チーム練習、催事への参加が禁止となる。

 発表によると、JADAが9月25日に実施した検査で、AとBの容器に分けられて採取された検体のうちの1個(A検体)から「メチルヘキサンアミン」が検出された。「メチルヘキサンアミン」は、興奮作用のある物質として世界アンチ・ドーピング機構によって禁止物質(特定物質)に指定されている。

 広島はまた、千葉が意図的に当該物質を摂取したことがないとし、JADAに対し当該物質が検出された検体(A検体)と同時に採取された検体(B検体)による再検査とともに、事実関係の解明をはかるべく聴聞会の開催を要請したとしている。

 広島は「選手への教育などアンチ・ドーピング規程の順守に細心の注意を払ってまいりましたが、所属選手への標記通知により、多くの関係者のみなさまにご迷惑をお掛けしますことを深くお詫び申し上げます。当クラブは、今後の事実関係の解明に向けて、JADAに全面的に協力してまいります」とした。

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