インテル長友 フル出場で勝利に貢献 「求められているのは守備」
「イタリア1部リーグ、インテル・ミラノ2-1トリノ」(26日、ミラノ)
インテルの日本代表DF長友佑都は左サイドバックでフル出場し、粘り強い守備で勝利に貢献。勝ったインテルは10位に順位を上げた。長友の一問一答は以下の通り。
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「今日は全員がよくやった。勝てたから満足している。このまま団結してオーガナイズを整えたままでいなければならない。それは大事なことだ。僕は常にあきらめないハートでプレーしている。僕たちはトレーニングもよくしているし、練習もうまくいっている。全員で守り、全員で攻めていった。だから勝利をつかめた。こういうサッカーをいつもできるかといえば、それは簡単じゃない。でもこの調子でキープしていく必要がある」
-苦しみ抜いた上での大きな勝利。
「そうですね。早めにもっと点が取れたと思うんすけれど、なかなか点がとれなくて。ちょっと『また引き分けるんじゃないか』と、ちょっと脳裏をよぎりましたけれど…(苦笑)」。
-前節(アタランタ戦)とはチームが違うようだった。
「まずは守備の入り方ですね。アタランタ戦は前の選手と後ろの選手の意思疎通というか、共有ができてなかったというのがあって。前の選手はプレッシャーに行っているんだけれども後ろは行けていない、っていう状況だったり。そこをすごい、この2日間で修正して。そこがよくなったかな、と。みんなで行く時は行って、下がって守る時は守る。チームの意思疎通がしっかりととれていたんじゃないかと思います」
-攻めを放棄して守れと言われていたわりにはオーバーラップしていたが。
「まぁ、上がれる時は…スペースがあったんでね。上がれる時は本当にタイミングがいい時だけ上がろうという気持ちでやってましたし。ただ守備をしっかりやるというのは変わらずやってました」
-前半のクロスもよかった。
「ああやってチャンスがあれば上がっては行けると思う。ただ監督から求められているのは守備。しっかりとリスクマネージメントと守備をすること。そこをしっかりした上で行ける時はいいタイミングで行きたいです」
-ライン際でボールを残したのが最後の決勝点につながった。
「あれは雑草魂ですよ(笑)。どんな時にも諦めないという気持ちを自分自身も見せたかったし、サポーターの皆さん、応援してくださる皆さんにも見せたかったんで。諦めない気持ち、ただそれだけです」
-デブール監督には残留してもらいたいか。
「もちろん。アタランタ戦はチームとしてちょっと意思疎通ができてなかったから、うまくいかなかったですけれど。結構いい試合をしていて結果がついてこないというのが多いんですね。点が取れなかったり。ただちょっとここは我慢してやれば、もっとよくなると思う」