プチ若返りハリルジャパン、20歳・井手口、22歳・久保を招集 15日サウジ戦
日本サッカー協会が4日、ロシアW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦(15日、埼玉スタジアム)と、直前のキリンチャレンジ杯(11日、カシマスタジアム)に臨む日本代表メンバーを発表した。MFに井手口陽介(20)=G大阪=を初招集したことを筆頭に、FWにはザッケローニ元監督時代の12年2月以来となる久保裕也(22)=ヤングボーイズ=が復帰。従来から招集されているDF植田直通(22)=鹿島、FW浅野拓磨(21)=シュツットガルト=も招集されており、リオ五輪世代が名を連ねてきている。
前回の招集メンバーからはDF太田宏介、MF柏木陽介、MF大島僚太、FW小林悠が外れている。また、招集されたものの、故障のため不参加となったFW武藤嘉紀、FW宇佐美貴史は今回も外れた。同じリオ世代の大島が故障のため外れているが、若手から新顔を選出したハリルホジッチ監督は「わざとそういう人たち(若手)を呼んで、このグループに若さをもたらす」と狙いを説明した。ただ、日本人の気質もあるが、若手選手はベテラン選手に対して遠慮がちな側面もあるため、「グループに来ても少し恥ずかしがり屋かなと思う。グラウンド内、外で、まだまだ恥ずかしがり屋」と若手に対して自分の色を出していくことを求めた。
参考までに、10月の代表戦の招集メンバー(結果的に不参加の選手、追加招集を含めて)の平均年齢は27・2歳、今回は26・9歳となっている。
以下、代表メンバー。
▽GK 西川周作(浦和)、川島永嗣(メス)、東口順昭(G大阪)
▽DF 酒井宏樹(マルセイユ)、酒井高徳(ハンブルガーSV)、長友佑都(インテル・ミラノ)、槙野智章(浦和)、吉田麻也(サウサンプトン)、森重真人(FC東京)、丸山祐市(FC東京)、植田直通(鹿島)
▽MF 長谷部誠(E・フランクフルト)、山口蛍(C大阪)、井手口陽介(G大阪)、永木亮太(鹿島)、香川真司(ドルトムント)、清武弘嗣(セビージャ)、小林祐希(ヘーレンフェーン)
▽FW 本田圭佑(ACミラン)、浅野拓磨(シュツットガルト)、原口元気(ヘルタ)、斎藤学(横浜M)、大迫勇也(ケルン)、岡崎慎司(レスター)、久保裕也(ヤングボーイズ)