サッカー日本代表は１３日、Ｗ杯アジア最終予選・サウジアラビア戦（１５日、埼玉スタジアム２００２）に向け、さいたま市内で冒頭１５分以外非公開で調整した。ＦＷ岡崎慎司（３０）＝レスター＝は、“締めくくり男”としての意地を見せる。「年の最後と最初は調子がいいので。狙っていきたい」。Ａ代表では２０１６年最終戦となるサウジアラビア戦へ向け、岡崎は力強く言い切った。

　１年の最後の代表戦では、昨年のカンボジア戦（１１月１７日）こそ決められなかったが、１２年（１１月１４日・オマーン戦）、１３年（１１月１９日・ベルギー戦）、１４年（１１月１８日・オーストラリア戦）と３年連続ゴールを記録。その前の１１年は、最終の北朝鮮戦（１１月１５日）はノーゴールだったが、直前の１１日・タジキスタン戦で２得点した。

　さらにさかのぼると、１０年も出場した年内最後の試合でゴール。０９年も決めている。Ａ代表デビューが０８年ということを考えれば、すさまじい“相性”だ。

　現在代表通算４９得点。５０点に王手を掛けながら、ベンチも含め６試合足踏みが続いているが「試行錯誤しているが、試行錯誤していることに迷いはない」と下を向く様子は一切ない。負けられない最終予選。節目のゴールで最高の締めくくりを果たす。