寿人 来季J2名古屋完全移籍濃厚 監督は風間氏就任決定的
J2に降格した名古屋グランパスの来季新監督に、川崎の風間八宏監督(55)が就任することが18日、決定的となった。関係者によると、推定年俸1億円の3年契約で合意したと見られる。年俸1億円は日本人ではG大阪の長谷川健太監督と並ぶ最高額で、J2では破格。仏リーグ3連覇の実績を持つポール・ルグエン元カメルーン代表監督(52)に正式オファーを出していたが、J2で指揮を執ることに難色を示され、方針転換した。
この日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで行われた練習前に大森強化・補強担当が選手を集め、風間新監督の就任を近く発表する予定であることを説明した。
また、広島の元日本代表FW佐藤寿人(34)を完全移籍で獲得することも濃厚となった。佐藤は今季先発が8試合にとどまり、他クラブへの移籍を視野に入れており、関係者によると、17日夜にグランパス幹部と直接交渉し、加入に前向きな意向を示したという。
佐藤は歴代2位のJ1通算161得点を奪っており、昨季まで12年連続で2けた得点を記録。名古屋はFW永井がFC東京から、FW川又が新潟などからオファーを受け、いずれも流出の可能性がある。佐藤は手薄なFW陣の穴を埋める格好の補強となる。