清水1年でJ1復帰!9連勝締め FW鄭大世が号泣「本当にきつかった…」

 「J2・最終節、徳島1-2清水」(20日、ポカリスエットスタジアム)

 清水は徳島を2-1で下し、勝ち点84で松本と並んだものの、得失点差で自動昇格圏内の2位となり、1年でのJ1復帰を果たした。札幌は金沢と0-0で引き分けて勝ち点を85として優勝を決め、来季のJ1昇格が決定した。札幌は5季ぶり、清水は2季ぶりとなる。残り1枠を争う昇格プレーオフ(PO)は27日の準決勝で3位松本と6位の岡山、4位C大阪と5位京都が対戦。勝者が12月4日の決勝に進む。北九州は山形に敗れ、最下位でJ3に降格。

 オレンジ軍団がJ1に帰ってくる。清水の昇格を告げる笛が鳴り響くと、あおむけになったFW鄭大世は両手で顔を覆い、人目もはばからず涙した。「この1年は本当にきつかった」。こぼれた本音が苦難の道程を物語っていた。

 序盤は苦戦が続いた。肋骨骨折から復帰したFW大前の献身的な働きや、ベテランと若手の融合で一体感を増し、最後は破竹の9連勝で終えた。

 自己最多26ゴールで得点王に輝いた鄭大世は、後半28分にMF金子の決勝点をアシスト。駆けつけた4千人のサポーターに「結果で恩返しできた」と胸を張った。

 過去に大分、山形、徳島をJ1に導き、4度目のJ1昇格を果たした“昇格請負人”の小林監督は、来季に向けて「今日の思いを忘れず準備したい」と言葉を結んだ。

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