浦和GK西川0封V誓った 10年ぶりVへ「責任感強い」
「明治安田生命J1チャンピオンシップ・決勝第1戦、鹿島-浦和」(29日、カシマサッカースタジアム)
J1の年間王者を決める明治安田生命チャンピオンシップ決勝第1戦に向けて、年間勝ち点1位の浦和は28日、さいたま市内で、同3位の鹿島は茨城県鹿嶋市内で最終調整した。06年以来10年ぶり2度目のリーグ優勝を目指す、浦和の日本代表GK西川周作(30)は無失点での戴冠に意欲。第2戦は12月3日に埼玉スタジアムで行われ、優勝チームは同8日から日本で開催されるクラブW杯に開催国代表として出場する。
日本最高の守護神が立ちはだかる。西川は「年間勝ち点1位の自信を持ちながら、しっかりとしたプレーを見せたい」と意気込んだ。
ホーム&アウェー方式の決勝は今季から規定が変更され、2戦合計の勝利数、得失点差、アウェーゴール数が同数の場合、延長戦は行わず、年間勝ち点上位が優勝となる。仮に2試合とも0-0なら年間勝ち点1位の浦和の戴冠となるため、西川は「ゼロでいけばタイトルを取れる。無失点で第2戦を有利にしたい」と力を込めた。
止めるべき相手はFW金崎だ。07~09年まで大分でプレーを共にしたストライカーに、6月の第1Sでは先制点を許して敗れた。23日のCS準決勝・川崎戦でもクロスから頭で決勝点を奪っており、「クロスへの飛び込みには自信をつけている」と警戒心を強めた。
10年ぶりのリーグ優勝に向けて「タイトルを取りたくて移籍を決めた。責任感の方が強い」。浦和にとって第2S最終節から25日ぶりの公式戦となり試合勘に不安も残るが、今季リーグ最少12失点の守備力を大一番でも発揮する。