サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督（６４）が６日、都内で行われた日本協会公認Ｓ級コーチライセンス受講会に特別講師として登壇し、未来の日本サッカー界を担う指導者の卵に熱弁を振るった。

　Ｊリーグの監督を務めることが可能なＳ級ライセンス取得を目指す受講者に対し、１０月のＷ杯最終予選・オーストラリア戦でＦＷ本田をセンターＦＷとして起用した意図など、現役代表監督の目線から戦術や練習メニューについて映像を交えて説明した。予定の２時間は大幅に超えたが、指揮官は「すべてを話すには２時間では足りない。（受講者から）積極的な意見も出た。良い雰囲気だった」と満足げだった。

　今年のＳ級受講者には元日本代表ＦＷ鈴木隆行氏、同ＦＷ中山雅史氏などがおり、鈴木氏は「良かったですよ」と濃密な講義を振り返っていた。