レアル・マドリードが2-0快勝、鹿島と決勝対決へ
「クラブW杯・準決勝、レアル・マドリード2-0クラブアメリカ」(15日、日産スタジアム)
欧州王者のレアル・マドリード(スペイン)が北中米カリブ王者のクラブアメリカ(メキシコ)に2-0で快勝。18日の決勝戦(日産スタジアム)でJ1王者・鹿島と対戦する。この日は鹿島イレブンがスタンドで観戦した。
レアル・マドリードは前半ロスタイムにフランス代表FWのカリム・ベンゼマが左からゴール前に切れ込み、右足のアウトサイドキックでボールをネットに突き刺して先制ゴールを決めた。
後半は終了間際のロスタイムにエースのポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウドが右斜めからの強烈なシュートをゴール左に決め、2点目のゴールを奪った。
「レジェンド」と称されるジネディーヌ・ジダン監督が率いるレアル・マドリードは、前半11分、自身4度目のバロンドール(最優秀選手賞)を獲得したロナウドが最初のシュートを放った。26分には右からのクロスにロナウドがヘッドで合わせるとボールは左コーナーポストに当たり、こぼれ球をベンゼマがシュートしたが、相手DFが防いだ。
前半33分には右斜め位置からロナウドが右足で蹴ったFKが相手DFの壁に当たり、跳ね返ったボールを今度は左足で強く蹴り込んだが、相手GKムニョスが懸命にはじいた。
クラブアメリカは序盤ボールをキープした。前半11分にはメキシコ代表FWのベラルタ、20分にはMFイバラがシュート。30分には準々決勝で2ゴールを挙げたFWロメロもゴールを狙い、37分にはMFウィリアムが左からシュートを放ったが、レアルのGKナバスがセーブした。
後半はレアル・マドリードが優勢に試合を進めたが、なかなかゴールシーンは生まれなかった。27分にはベンチスタートのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスを投入。43分にはMFマルセロからパスを受けた途中出場のスペイン代表FWモラタが右足でループキックを放ったがわずかに右へ外れた。
試合は3分間のロスタイムに入り、最後にロナウドが値千金の追加点ゴールを挙げた。
クラブアメリカは後半守勢に回り、ゴール機会は生まれなかった。18日の3位決定戦(日産スタジアム)で南米王者のナシオナル・メデジン(コロンビア)と戦う。