無敵レアル36戦無敗でV王手!Cロナ決めた自身クラブ通算500得点

 「クラブW杯・準決勝、Rマドリード2-0アメリカ」(15日、日産スタジアム)

 今大会初戦となる欧州代表のレアル・マドリード(スペイン)が、北中米カリブ海代表のアメリカ(メキシコ)を2-0で下し、決勝進出を決めた。2年ぶり2度目の優勝を目指し、18日にJ1鹿島と対戦する。Rマドリードは前半47分、元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(28)が先制ゴール。試合終了間際にはエースのポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(31)がクラブチームでの通算500得点となる追加点を挙げた。

 5万117人が待ち望んだ瞬間は最後の最後に訪れた。1-0とレアル勝利が濃厚となった後半48分、カウンターからFWモラタ-MFロドリゲスとつないだボールが攻め残っていたFWロナウドに渡る。DFラインを抜け出した背番号7は右足を強振。強烈な右足シュートがゴール左隅に突き刺さった。直後にオフサイドが疑われたが、今大会から導入されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の判定の末、ゴールが認定された。

 試合を決定づける得点は、ロナウドにとって記念すべきクラブ通算500ゴールとなった。02年にプロデビューを飾ったスポルティング(ポルトガル)で5得点、03~09年まで所属したマンチェスターU(イングランド)で118得点、09年に移籍したレアル・マドリードで377得点を積み上げた。

 12日にはフランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が選定するバロン・ドール(世界最優秀選手)を2年ぶり4度目の受賞。08年にマンチェスターU、14年にレアル・マドリードで2度のクラブ世界一に輝いているが、「世界一が最も重要。3回目も取りたい」と、世界の頂点を知っても貪欲にゴールを目指し続けた。

 公式戦無敗記録を36に伸ばして2年ぶり2度目のクラブW杯制覇に王手をかけた。最後の敗戦は16年4月の欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第1戦の敵地ウォルフスブルク(ドイツ)戦までさかのぼり、昨季バルセロナが記録した公式戦39試合連続無敗のスペイン記録も視界に捉えた。

 試合会場には18日の決勝で世界一を争う鹿島の石井監督、選手らが視察に訪れていた。ジダン監督は鹿島の印象について「日本はホームなので頑張るのでは」と話すにとどめ、「とにかく休養を取りたい」と体調回復に重点を置くことを強調。中2日の決勝に向けて、“白い巨人”は静かに牙を研ぐ。

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