中村憲剛、掃除・洗濯のおばちゃんにも感謝の初MVP【スピーチ全文】
「Jリーグ・アウオーズ」(20日、横浜アリーナ)
MF中村憲剛(36)=川崎=がMVPに選ばれた。自身初の受賞で、35歳の中村俊輔(横浜M、2013年)を抜き最年長での受賞となった。プロ入り以来、川崎ひと筋の中村はクラブの象徴的選手で、同クラブから初の受賞。スピーチでは選手・スタッフのみならず、掃除や洗濯担当の“おばちゃん”に至るまで感謝の言葉を述べた。以下、スピーチの全文。
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すんません。皆さんこんばんは。川崎フロンターレの中村憲剛です。ああ…。ちょっと緊張しています。(サポーターから声がかかり)ありがとう(笑)
まず始めに、Jリーグを支えていただいているJリーグトップパートナーの皆さん。各クラブを支えてくださっているスポンサーの皆さま。そして全国にいるJリーグすべてのチームのサポーターの皆さん。皆さんのおかげで僕たちは素晴らしい環境の中でサッカーに集中できています。本当にありがとうございます。これからも引き続きよろしくお願いします。
今、歴代の受賞者の先輩方を…。僕自身はJリーグが始まったのが中学校1年生のころだったので、記憶に色あせないカズさんがバルーンの中から、あの派手なスーツで登場したMVPに、自分がともに戦った選手・監督の皆さんに選ばれ、本当に光栄に思っています。皆さん、ありがとうございました。
僕がこの賞を受賞できたのも、今シーズン、僕がプレーしやすいようにともに戦ってくれたチームメート、ともに戦い方を考えたチームスタッフ、けがを1日でも早く治してくれようとしてくれたメディカルスタッフ、クラブを管理するチームの強化部の皆さん、普段、僕の洗濯物を洗ってくれているおばちゃん、掃除をしてくれているおばちゃん、グラウンドを管理しているおじさんの皆さん、そして、フロンターレのすべてに関わってくださっている皆さんのおかげだと思っています。あらためて、ありがとうございます。