香川「コンディションは最悪」浮上のきっかけつかめぬまま“冬休み”に
「ドイツリーグ、ドルトムント1-1アウクスブルク」(20日、ドルトムント)
ドルトムントのMF香川真司(27)は1-1で引き分けたホームのアウクスブルク戦で先発し、後半2分に同点ゴールをアシストした。アウクスブルクのFW宇佐美貴史(24)は出場機会がなかった。香川は11月22日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)以来の公式戦出場で後半26分までプレーした。アイントラハト・フランクフルトのMF長谷部誠(32)はフル出場。DF酒井高徳(25)のハンブルガーSVはホームでDF内田篤人(28)のシャルケを2-1で破った。酒井高はフル出場し、内田はベンチ外。
ドルトムントは格下アウクスブルクに苦戦し、これで3試合連続の引き分け。ドリブルから右足アウトサイドのスルーパスで同点ゴールを呼び込んだ香川も表情は暗かった。「チームのやりたいサッカーができない。一人一人、ネガティブになったり自信がなかったり」と振り返った。
自身は足首痛を押して先発した。国内リーグとなると10月29日のシャルケ戦以来、実に7戦ぶり。「体は重かった。コンディションははっきり言って最悪」と話し、復帰を素直には喜ばなかった。
後半14分に追加点の絶好機もあったが、右足で蹴り損ねた。「感覚がずれていた。試合勘なのかも」。1カ月間の冬季中断前の最終戦。浮上のきっかけをつかめないまま“冬休み”に入る。