ＦＣ東京のＭＦ羽生直剛（３７）が２５日、延べ８シーズンを過ごしたクラブに別れを告げた。

　小平グラウンドで今季最後のチーム練習が行われたこの日、大ベテランは古巣・千葉への完全移籍をチームメートらに報告。慣れ親しんだクラブのスタッフらにもあいさつし、「優勝に導きたいと思って東京に来た。目に見える形で味スタを沸かせたかったが、それができずに申し訳ない」と語ったが、在籍期間中は、その高い戦術理解度で各監督の意図するサッカーを一番にピッチで体現し続けてきた。

　「今後、東京が優勝した時に羽生というワードが少しでも出てきたら、それがクラブに残せたモノなのかなと思う」

　そう言葉にした羽生は「ジェフ（千葉）を昇格させて、いつか東京と対戦したい。周りの評価を覆すような活躍をしたい」と新天地での活躍を誓った。