東福岡が苦しみながらも連覇へ前進 シュート12本で1得点と決定力に課題…

 「サッカー・全国高校選手権、東福岡1-0東邦」(2日、川崎市等々力陸上競技場)

 2回戦16試合が行われ、2連覇を狙う東福岡は東邦(愛知)に1-0で勝った。滝川二(兵庫)、駒大高(東京A)なども勝ち、16強入りした。3回戦は3日に実施される。

  苦しみながらも2連覇への第一歩を踏み出した。東福岡はシュート12本で1得点と決定力には課題を残したが、相手には1本も打たせず内容は圧倒。3連覇を狙った夏の高校総体は同じ初戦の2回戦で敗退しただけに、森重監督は「ほっとしたというのが正直な気持ち」と一息ついた。

 前半から中央の攻撃的MFで並ぶ、G大阪入りする高江と磐田入団の藤川を起点にチャンスをつくったが、FW藤井の逸機もあって無得点で折り返した。

 後半、高江が左MFへと移り「流れが変わった」と監督。中央に残った藤川、鹿島入りする左サイドバックの小田を含めた3人が近い位置で連動できるようになり、左で質の高い崩しを連発。16分の藤井の決勝点も左からで、クロスでアシストした小田は「考えていることが同じ。スムーズにやれる」とJ1トリオの連係を誇った。

 高校総体は初戦の前から決勝を見据えるおごりがあり、足をすくわれた。反省から、小田は「今日は目の前の試合に集中しようと徹底した」という。なかなか均衡を破れなくても、ひた向きに攻めたこの日は教訓が生きていた。鬼門を突破し、勢いに乗るか。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス