Cロナウド4度目のFIFA年間最優秀選手“市場価値”は125億円の試算も
国際サッカー連盟(FIFA)は9日、スイスのチューリッヒで2016年の年間表彰を行い、世界年間最優秀選手にレアル・マドリード(スペイン)のポルトガル代表FWクリスチアノ・ロナウド
を選出した。31歳のロナウドは2年ぶり4度目の受賞となり「ザ・ベスト賞は“ザ・ベスト”である僕のものになった」と自画自賛して喜びを表した。
授賞式でロナウドは「(賞選考で)たくさんの疑問やサッカー以外を含めて僕に対抗するキャンペーンがあった」とコメント。自身に対し、脱税問題があるとの報道があったことを指しているようで「人生で恐れのない人間に対して最後は相手の方が口をつぐむことになる。言われていたように僕が1億5000万ユーロ(約184億円)を払わなくちゃいけないのならそうする。でもいつも最後には正義が勝つ」と、改めて自身の潔白を主張。
2016年は、所属のレアルでは欧州チャンピオンズリーグ(CL)で16得点を挙げて優勝に貢献し、ポルトガル代表としても欧州選手権で母国に初タイトルをもたらすなど大活躍。「この年を上回るのはほとんど不可能。いま僕はキャリアの絶頂期にいて、とてもうれしく思っている」と振り返った。
また、10日のスペイン紙アスなどによると、ポルトガルのマーケティング会社の調査でロナウドの“市場価値”は、2年前の約2倍となる年間1億200万ユーロ(約125億4000万円)まで急上昇。これは実収入の4900万ユーロ(約60億2000万円)、肖像権収入の2650万ユーロ(約32億6000万円)、ソーシャルサイトで抱える1億人以上のフォロワー効果を合計しているという。