J2京都 新加入の闘莉王が初練習に参加「J1昇格を実現」
J2京都が16日、京都府城陽市のサンガタウンで始動し、今季から加入したDF田中マルクス闘莉王(35)も参加した。真夏のブラジルから15日に来日したばかりで「寒いです。こんなに(気候の)ギャップがあるとは想像しなかった」と苦笑いで第一声を発した。
約30分間の全体ミーティングの後、まだ雪の残るグラウンドに闘莉王が姿を現すと、見学に訪れていたサポーターから大きな声援が飛んだ。ランニングやボール回しなどで汗を流し、約1時間ほどのフルメニューを消化した。
15年に名古屋を追われる形で退団。昨年8月に電撃復帰したが、名古屋のJ2降格もあり再び退団していた。「いろいろと話があった中で、ブラジルまで来ていただいて一緒に頑張ろうと。もう35歳。たくさんタイトルを取ってきたけど、本気で頑張ろうとあらためて感じさせる話をしていただいた」と京都への感謝を口にした。
J2でのプレーは03年に所属した水戸以来14年ぶりとなる。「サンガを愛する人のため、自分の力を出したい。誰もが望んでいるJ1昇格という目標を実現できるよう頑張りたい」。京都にとって10年以来となるJ1復帰へ、闘将は力を振り絞る覚悟を示した。