なでしこ新主将にDF熊谷 高倉監督「日本を引っ張っていく気持ちでやってほしい」
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の国内合宿最終日は24日、東京都内で行われ、高倉麻子(48)が新主将にDF熊谷紗希(26)=リヨン=を指名した。世界一奪還を目指す新リーダーは「プレーで引っ張っていかないといけない」と抱負を語った。
澤さん、宮間と続いたキャプテンマークを守備の柱が受け継ぐことになった。熊谷は26歳だが、2011年ドイツW杯優勝、12年ロンドン五輪銀メダル、15年カナダW杯準優勝を経験している。
高倉監督は「経験もあるし、年齢的にも(チームの中で)真ん中なので。日本を引っ張っていく気持ちでやってほしい」と説明した。世代交代を図る中、ベテランと若手の橋渡し役として期待がかかる。熊谷も「年齢が上とか下とか関係なく全員がプレーしやすい環境をつくっていきたい」と語った。
合宿を終えた新主将は「ここからは個々で(肉体強化を)継続していかないといけない。これまで手をかけてなかったことに目を向けられた。2017年はいいスタートを切れた」と総括した。