INAC神戸 能年玲奈似のGKスタンボー華が加入
なでしこリーグのINAC神戸が26日、神戸市内で始動し、新加入選手および新体制発表会見を行った。JFAアカデミー福島から加入したGKスタンボー華(はな=18)は「このチームなら人としても選手としても成長できる」。ネット上で女優のん(能年玲奈から改名)に似ているとも言われる、愛らしい笑顔をはじけさせた。
米国人の父と日本人の母を持つ175センチの長身GKは、昨年4月から日本サッカー協会の特別指定選手としてINAC神戸でプレーした。今後の目標を問われ「迷惑を掛けずにやりたい」と“天然キャラ”ぶりを発揮。GKとなったきっかけにも「やりたくてやったわけではなく、小さいころから大きくて『やれ』と言われて…。最初は嫌々だった」と明かし、会見場は和やかな笑いに包まれた。
目標とする選手には、INAC神戸に所属した元女子日本代表GKで16年に突然現役を引退した海堀あゆみさん(30)の名前を挙げた。自身が中学1年だった11年、なでしこジャパンが初の世界一に輝いた女子W杯ドイツ大会決勝をテレビ観戦して「感動した」。高校2年時にINAC神戸の練習に参加した際に初対面し、「人としても素晴らしく尊敬している」と大きな瞳を輝かせた。なでしこジャパンのゴールマウスに立つ日を夢見て、憧れの存在が汗を流したピッチで己を磨き上げる。