J2京都の闘莉王は練習試合を欠場…大黒が先制ゴール決める
J2京都は27日、京都府城陽市内で東海社会人リーグ1部のFC.ISE-SHIMAと練習試合(45分、30分×2本)を行った。今季から加入した元日本代表DF田中マルクス闘莉王(35)は、フィジカル中心の別メニュー調整で試合には出場しなかった。
29日から2月12日まで実施する鹿児島合宿でも、練習試合が3試合予定されている。布部監督は「体や技術的なこともある。気持ちのある選手なので無理してしまうが、本人がいけると言うまで、無理せず(コンディションを)作っていければ」と話し、“闘将”の初実戦は未定のままとの考えを示した。
試合は主力組が出場した1本目の43分、トップ下に入ったMFエスクデロ競飛王(28)のクロスを、2トップの一角、元日本代表FW大黒将志(36)が左足で決めて京都が先制した。今季、期限付き移籍先のJ2山形から復帰したベテランストライカーは「セル(エスクデロ)がいいボールをくれた。コンディションを上げて、お互いの特長を生かしていければ」。布部監督は「もっと決められると思う。心身ともに上向きの状態」と大きな期待を寄せた。
2、3本目は若手中心で臨み、3本目にFW大野耀平(22)が追加点を挙げて京都が2-0で勝利した。静岡・常葉大から加入した新人は「点を取れたことだけは良かったが、他も追求していきたい」とさらなる結果を追い求める。