Ｊ１ＦＣ東京のＭＦ永井謙佑（２７）と、東慶悟（２６）が２日、東京都小平市の小平グラウンドで取材に応じ、Ｊ１Ｃ大阪への復帰が決まったＭＦ清武弘嗣（２７）との対戦を「楽しみ」と語った。２人は、清武と共に２０１２年のロンドン五輪で４４年ぶりの準決勝進出に貢献。ロンドンの同世代メンバーが、今季のＪ１を盛り上げる。

　永井が五輪で挙げた３得点のうち２得点が清武のアシストだった。持ち前の俊足を最大限に生かしてくれた司令塔の古巣復帰を警戒しつつも、同世代との４年半ぶりの対戦は待ち焦がれたものだった。「周りも使えて自分でもいける。やっぱりうまい選手。対戦相手としては嫌だけど、楽しみですね」と、かつての盟友のＪ復帰を歓迎した。

　大分ユースからの先輩後輩の間柄でもある東は、対戦を楽しみにする一方で、日本代表での共闘を目指したいという。

　「対戦相手だけど、一緒にできてうれしい。負けないようにがんばりたいし、一緒にリーグを盛り上げていきたい。僕ががんばれば、また代表でも一緒にプレーできると思うので」と話した。

　かつてサッカーの母国で旋風を巻き起こした３人も、選手として脂が乗る２０代後半を迎える。「２桁得点を目標にしたい」と語る永井や、「東京を強いチームに変えたい」と意気込む東。清武のＪ１を刺激にするつもりだ。