清武が出場機会求め覚悟の帰国 C大阪復帰に「後悔はない」
サッカーのスペイン1部リーグ、セビリアからJ1・C大阪に完全移籍で復帰する日本代表MF清武弘嗣(27)が2日、羽田空港着の航空機で帰国した。4年半ぶりのC大阪復帰に「後悔はないし、自分を信じてやっていきたい」と、覚悟を口にした。3日から始まる宮崎キャンプには4日から途中合流する。
清武が到着ロビーに姿を現すと、一斉にシャッター音が響いた。日本代表の新司令塔に対する注目度の高さは抜群で、出迎えた報道陣は約50人。ファンがサインを求めて追いかけるなど、空港は一時騒然となった。
4つの大きなスーツケースとともに、強い覚悟を持って帰ってきた。3月末から再開するロシアW杯アジア最終予選を見据えて、求めたのは出場機会。セビリアでは公式戦出場は9試合にとどまっており「(移籍先に)欧州も考えながら、最終的には自分で日本に帰ってくることを決めたので、後悔はない」と言い切った。
C大阪時代のチームメート、日本代表MF香川真司(ドルトムント)らからは復帰へ応援の声が届いた。「4年半頑張れたのは家族のおかげでもあるけど、海外で一緒にやっている選手に支えてもらった(おかげ)」。そして「特に、この半年間はたくさん相談してきたので、みんなに感謝したい」と仲間への思いを口にした。
C大阪復帰を決めた理由については「やっぱり、サッカーの楽しさを教えてくれたクラブなので」と古巣愛を強調。宮崎合宿には4日から途中参加する予定で、練習試合で実戦デビューする可能性もある。
「4年半で成長した姿を見せたいし、まだまだ成長できると思うので、結果で見せたい」。強い決意を持って、古巣から再出発する。