C大阪・清武「問題ない」準備OK チーム合流で仲間から「お帰り」
サッカーのスペイン1部リーグ・セビリアから、4年半ぶりにJ1のC大阪に復帰した日本代表MF清武弘嗣(27)が4日、宮崎市で2次キャンプを張るチームに合流した。練習場には姿を現さなかったものの、宿舎でチームメートと再会。コンディションについても「問題ない」と語り、8日の練習試合・横浜FC戦(宮崎)の出場を見据えた。また、チームは全日本大学選抜と練習試合を行い、FW柿谷曜一朗(27)の今季初得点などにより2-1で勝った。
以前と変わらない温かさがうれしかった。清武は、昼に大阪から宮崎入り。練習試合には間に合わなかったものの、宮崎市内の宿舎で顔を合わせたチームメートから、次々と声をかけられた。
「知っている選手もたくさんいるし、仲がいいチーム。『お帰り』って言ってもらってうれしかったですね」と笑顔を見せた。
久々に袖を通したチームカラーのピンクのジャージーには「懐かしいなと思う」と目を細めた。体は既に仕上がっている。オフを挟んだ6日からフルメニューをこなすかどうかについては「僕が決めることではない」としながらも「欧州はシーズン中だし、スペインは冬季中断も短い。コンディション的には問題はない」と、頼もしい言葉を口にした。
ピッチ上での“復帰報告”の機会を待ち望んでいる。8日には横浜FCと、11日にはJ2福岡との練習試合(宮崎)が予定されており「どこかで出られればと思う」と出場に意欲を見せた。
日本代表MF山口も「(清武は)日本でもトップの司令塔。ほかのチームにとっては脅威で、僕らからすれば力強い。昔一緒にやっていた人もいる。すんなり溶け込んでくれると思う」と、あらためて歓迎した。
「すごく新鮮な気持ち。また、しっかり頑張らないといけない」と清武。合流したこの日は立春。司令塔が加わった桜軍団が、満開に向け、また一歩前進した。