C大阪 清武が新加入会見「日本に戻るならセレッソ」

C大阪への新加入会見を行った日本代表MF清武
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 サッカーのスペイン1部・セビリアからJ1・C大阪に復帰した日本代表MF清武弘嗣が5日、キャンプ先の宮崎市内で新加入会見を行った。

 12年夏にC大阪から独ニュルンベルクに移籍してから4年半。日本復帰を決断した経緯について「選手として一番良い時期に、日本に戻ってきたかった。欧州からのオファーもあったが、日本に戻るならばセレッソと思っていた」と語った。

 世界最高峰リーグの壁は厚かった。16年夏にセビリア入り。現在はレアル・マドリード、バルセロナに次ぐリーグ3位につける強豪クラブでの日々はリーグ4試合出場の1得点に終わった。清武自身はこの半年をこう振り返った。

 「まず、セビリアに行ってすぐケガをして。出遅れたなという感はあったが、うまく復帰もできた。開幕戦も良い感じ(1得点1アシスト)で入った。ただ、自分でもよく分かっているが、ビリャレアル戦で(パフォーマンスが)すごく良くなくて、そのまま(日本)代表に行って、帰ってきたらナスリを中心にチームができあがりつつあると感じた。10月11月ぐらいに(サンパオリ)監督に話をして、なぜ使われないのかと聞いた。そこで課題も明確になったが、チームも勝ち続けていた。練習の雰囲気も良く、チャンスは来ると思っていたが、冬にまた選手を取ってチャンスはなくなった。そこで今、一番、体が動く時期というか良い年齢。日本に戻ってやるのも良いと思った」。

 悩み抜いた末での決断だが、清武に後悔はない。「(海外で)技術的に伸びたとは思っていないが、気持ちというか、戦う姿勢は海外で身についた。この4年半で自分のサッカー人生や、体のことに向き合ってきたので、それが一番成長したことかと思う。(経験したことをセレッソでは)言葉ではなく、姿勢で示していきたい。今はもう、セレッソでタイトルを取りたい気持ちしかない」。覚悟を持って、自分の信じる道を突き進む。

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