右膝手術のFC東京・MF橋本、復帰初戦で先制弾 横浜Mと練習試合
J1FC東京は9日、宮崎市のフェニックス・シーガイア・リゾートでJ1横浜Mと練習試合を行い、4-2で勝利を収めた。昨年11月に右膝半月板を損傷していたMF橋本拳人(23)が、この一戦で復帰。いきなり先制点を挙げ、復活に向けてアピールした。
試運転は上々だ。右膝を手術したMF橋本が復帰初戦で輝いた。
前半2分、セットプレーから右サイド深くまで切り込んだFWバーンズの折り返しを右足で押し込み、先制点を挙げた。その後も高い攻撃性と、ボール奪取力を示し、前半でベンチへと退いた。
試合後、橋本は「ゴールは狙っていたけど、バーンズがいいボールをくれた。まずは45分プレーできたので、あとはプレーの質を上げていかないといけない」と、復活への手応えを口にした。
順調な回復ぶりに篠田監督も「あそこでゴールを取れるのは拳人の良さでもある。なんでそこにいるのという嗅覚を持っている。仕上がりは順調だと思う」とホッと胸をなで下ろした。
今季、FCソウルから新加入した新司令塔・MF高萩洋次郎(30)の相棒の座を狙う橋本は「(高萩の)求めるプレーを理解してうまく合わせていきたい」と、天才MFとの“共演”を熱望した。