鹿島・金崎がV弾 悲願のアジア王者へ順調なスタート

 「ACL・1次リーグE組、鹿島2-0蔚山」(21日、カシマサッカースタジアム)

 日本勢のいる東地区が開幕し、F組の浦和は敵地でウェスタンシドニー(オーストラリア)に4-0で完勝した。E組の鹿島はホームで蔚山(韓国)を2-0で下した。22日はG組の川崎が水原(韓国)と、H組のG大阪がアデレード(オーストラリア)と顔を合わせる。1次リーグは32チームが東西で4組ずつに分かれて行われ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進む。

 エースの存在感が光った。均衡状態を崩したのは、やはりFW金崎の一撃だった。後半19分の左CKに頭で合わせて先制点。相手DFをはねのけ、ゴールまで多少の距離はあったが「ボールが来たので、頭で合わせた。あまり考えてはいない」という弾道でゴールの隅を捉えた。

 持ち前のパワーだけではなく、技術も光った。続く後半37分には、相手DFを背負った状態からパスを受けると、後方に走り込むFW鈴木へ浮き球スルーパス。“弟分”でもある20歳のゴールをお膳立てすると「(鈴木の)ゴールは刺激にはなってない。(走り込んだのが)別の選手ならよかったのに」と照れ隠しをしながらも、珍しく冗舌に語った。

 石井監督は「非常に重要と位置づけていた初戦で勝てた。(ゼロックス杯も含めた)この2勝は、Jリーグにもつながる」と充実の表情。国内主要3大会で合計19冠の名門が目指すは、Jクラブ初となるリーグとACLの両制覇。「口先だけではなく、しっかりピッチで示せるようにしたい」と金崎。勝利を積み重ね、夢をつかむ。

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