浦和4発“死のF組”圧勝発進 興梠がACL日本人最多得点更新
「ACL・1次リーグF組、ウェスタンシドニー0-4浦和」(21日、キャンベルタウン)
日本勢のいる東地区が開幕し、F組の浦和は敵地でウェスタンシドニー(オーストラリア)に4-0で完勝した。E組の鹿島はホームで蔚山(韓国)を2-0で下した。22日はG組の川崎が水原(韓国)と、H組のG大阪がアデレード(オーストラリア)と顔を合わせる。1次リーグは32チームが東西で4組ずつに分かれて行われ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進む。
エースの右足が均衡を破った。後半11分、FW興梠は中央をドリブルで進むFW李忠成を追い越し、パスを受けた。ワントラップして抜け出すと、右足アウトサイドでゴールにたたき込み、先制の1点をもたらした。
「(李が)いいボールをくれた。キーパーを見て冷静にシュートを打ちました。守備陣がゼロに抑えていたから、1点先制したかった」。日本人最多を更新する、ACL15ゴール目。充実した表情で振り返った。
負けられない一戦だった。同じF組には、昨季Kリーグ王者で、浦和がACLラウンド16でPKの末に苦杯をなめたFCソウルに、ブラジル代表が名を連ねる“爆買い”上海上港が入る。死のグループだからだ。
興梠の先制点が大量点を呼ぶ。2分後の同13分には興梠のパスから李が左足ボレーを決めた。後半23分には左FKからDF槙野が、同41分には途中出場のFWシルバがゴール。4-0圧勝劇。次戦は28日、ホームで因縁のFCソウル戦。興梠は「ホームで勝つことが大事。勝ち点3を取れるように頑張る」と約束した。