「Ｊ１、Ｃ大阪－磐田」（２５日、ヤンマースタジアム長居）

　３年ぶりに１シーズン制に戻る明治安田Ｊ１は２５日に開幕し８試合が行われる。Ｃ大阪に復帰した日本代表ＭＦ清武弘嗣（２７）は開幕戦欠場が確実となった。

　４年半ぶりのＪ復帰舞台はお預けとなった。２４日にベンチ入りメンバーのみで行われたＣ大阪の大阪・舞洲練習場での最終調整。そこに右太腿裏から臀部の筋肉に張りを訴え、１７日から別メニュー調整が続いていた清武の姿はなかった。

　尹晶煥（ユン・ジョンファン）監督は「体調が１００％ではないので。期待している方が多いのでベンチ入りもありかと思ったが、開幕戦だけを考えていられない。今まで練習してきた選手の気持ちもある」と決断に至った理由を明かした。

　清武は全体練習後にランニングを行い、スパイクに履き替えてドリブルなどでボールにも触れた。「無理しても仕方がない。張りは取れてきたので、早くチームに合流して試合に出たい」と話す表情は明るく、順調な回復ぶりをうかがわせた。

　左ＭＦの代役にはＭＦ関口が濃厚。ハードワークが身上の３１歳は「注目される一戦。今年のセレッソは強いと全国に知らせるチャンス。足がつってもいいくらいの気持ち」と闘志を前面に押し出した。

　「これまでのセレッソが派手なチームだとしたら、これからは献身的にプレーする姿を見せたい」と指揮官は変革を強調した。清武という“看板”こそ欠くが、３季ぶりのＪ１で真新しい桜を咲かせる。