バンクーバーから加入の工藤サンフレ移籍初戦でゴール「これで波に乗っていける」
「明治安田生命J1、広島1-1新潟」(25日、エディオンスタジアム広島)
サッカー米MLSのバンクーバー・ホワイトキャップスから新加入した広島のFW工藤壮人(26)が移籍初ゴールを挙げた。
0-0の後半12分、MFフェリペシウバのCKをDF水本がへディングシュート。相手GKがはじいたところに工藤が詰めてゴールへ押し込んだ。サポーターの大歓声の中、チームメートからもみくちゃの祝福を受けた。
チームは同26分に失点し、引き分けに終わったが、「開幕戦でゴールを取れて良かった。これで波に乗っていけると思う」と手応えをつかんだ様子。
昨季、ホワイトキャップスでは試合中にGKと衝突してアゴを骨折する負傷などもあって17試合出場で2得点に終わった。広島からの強い誘いもあり、わずか1年でJリーグ復帰。その初戦できっちりと結果を残した。
09年から15年まで柏でプレーし、J1通算162試合で56得点をマークした屈指のストライカー。広島では背番号50をつけての再出発となった。今後は日本代表復帰も目指しており、「フォワードはゴールを取ることで存在感を示していかないといけない」と力強い言葉を口にした。