中村俊輔“磐田デビュー”はドロー 存在感示すも周囲と連係まだまだ

 「明治安田生命J1、C大阪0-0磐田」(25日、ヤンマースタジアム長居)

 磐田に加入した司令塔、元日本代表MF中村俊輔は存在感を示したが、デビュー戦を白星で飾れなかった。プロ21年目のシーズン。チーム最多の3本のシュートを放ち、セットプレーでも精度の高いキックでゴールを脅かしたが、得点には至らなかった。

 前半3分、FKからチーム初のシュート。後半7分にはムサエフからボールを受け、左足シュート。同24分にもFKを放ったが、ゴールは遠かった。「やりたいことの半分ぐらいしかできなかったが、守備面で最低限のことはできた」と手応えはつかんだ。

 周囲との連係は今後の課題。名波監督は「俊輔が中盤に下がった時に、ムサエフや川辺が、川又と連動して動けるような流動性があれば、もう少しゴール前のシーンが増えたのかなと思う」と悔しさをにじませた。

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