J2徳島、新加入の杉本が先制V弾 5年ぶりの開幕戦白星発進
「明治安田生命J2、徳島1-0東京V」(26日、鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム)
徳島が5年ぶりとなる開幕戦勝利を飾った。前半26分、MFカルリーニョス(33)からのロングパスを受けたMF馬渡和彰(25)が左サイドを突破してマイナスのクロス。このボールを中央に走り込んだFW杉本太郎(21)が右足でネットに突き刺し、先制決勝ゴールを奪った。
帝京大可児高時代から世代別代表などでも活躍した杉本。14年に鹿島に入団し、今季は出場機会を求めて徳島に期限付き移籍で新加入した。162センチの小柄なテクニシャンは、あいさつ代わりのゴールに「馬渡選手がいいボールを上げてくれたので枠に飛ばそうと思った。決められてうれしい」と喜びを口にした。
中盤の攻防で優位に立つ徳島は前半を1点リードで折り返すと、後半は攻め込まれたが、粘り強く守り無失点で切り抜けた。今季就任したスペイン出身のリカルド・ロドリゲス新監督(42)は「前半はうまくゲームを支配できた。後半は苦戦したが、勝てて良かった」と話した。