J1神戸 新戦力で開幕連勝スタート
「明治安田生命J1、神戸2-1新潟」(4日、ノエビアスタジアム神戸)
神戸が新戦力の活躍でFWレアンドロ離脱のショックを振り払い、J1では2012年以来5年ぶりの開幕連勝スタートを飾った。
前半3分、MF大森晃太郎の左サイドからの折り返しが相手DFに当たってこぼれたところをDF渡部博文が詰めて、先制ゴールをねじ込む。
後半に入り、75分に新潟のMF田中達也に同点ゴールを許したが、直後の76分に勝ち越し点が生まれた。右コーナーキックをDF橋本和がヘディングで中央へ折り返し、FW渡邊千真が触ったボールを最後は途中出場のMF高橋秀人が押し込んだ。
開幕戦で昨季のJ1得点王レアンドロが左膝に全治6カ月の重傷を負った。「レアンドロが抜けたのは残念だけど、切り替えて結果を出さないといけなかった。いるメンバーでしっかり戦わないといけない」という渡邊の言葉はチームの総意でもある。
エース不在の中、大森、渡部、高橋ら新加入選手の奮闘で手にした勝利にネルシーニョ監督は、「今年は先発だけではなく、控えている選手も質が高い。それぞれが結果を出してくれている」と賛辞を惜しまなかった。