FC東京、2戦連続完封勝ち!V弾の森重「1年かけて強さ証明する」
「明治安田生命J1、FC東京2-0大宮」(4日、味の素スタジアム)
主将の一撃でFC東京がホーム開幕戦を白星で飾った。後半21分、ショートCKからMF東のパスをDF森重がダイレクトで右足を振り抜いた。「枠に飛ばそうと意識をした。あまり良いシュートではなかった」と語るが、強烈な弾道は相手GKの手を吹き飛ばして先制ゴール。チームを勢いづけた。
13年以来、4年ぶりとなる開幕連勝。堅固なDF陣は2試合連続完封で、守備から勝利をたぐり寄せた形だ。選手たちは「あまり良い試合ではなかった」と口をそろえるが、多くの人員が入れ替わった今季のチームは、まだまだ熟成途中。だからこそFW大久保嘉は「それでもこういう時に勝ちを積み上げることが重要」と語る。
ボランチとして攻守両面で存在感を放ったMF高萩が「簡単にゴールを奪うチームにはならない。1年間かけて積み上げていく」と話せば、森重も「まだ2勝しただけ。僕らは1年かけて強さを証明しないといけない」。結果とチーム熟成。両輪を追い続けた先に、栄光が待っている。