神戸開幕2連勝!負傷離脱レアンドロのために ポドルスキ加入決定にも浮かれず
「明治安田生命J1、神戸2-1新潟」(4日、ノエビアスタジアム神戸)
神戸は昨季J1得点王のFWレアンドロを開幕戦の負傷で欠きながら、チーム一丸となってホーム開幕星を挙げ、J1では12年以来5年ぶりの開幕2連勝を飾った。FC東京、横浜Mも2連勝。浦和と鹿島が初勝利。
まだ肌寒いノエスタが勝利の熱気に包まれた。開始早々の前半3分、今季加入のDF渡部のゴールで先制。後半30分に同点とされるも直後の31分、同じく移籍組のMF高橋秀の得点で再びリードを奪った。J1では12年以来5年ぶりの開幕2連勝。新戦力が躍動したホーム開幕星だ。
ピッチ外では元ドイツ代表FWポドルスキの加入が決まり、騒がしかった神戸。選手は「楽しみ」と口をそろえた一方で、浮かれることなく、地に足をつけた団結力を見せた。
開幕・清水戦で昨季のJ1得点王レアンドロが左膝に全治約6カ月の大けがを負い、治療のために一時帰国。「今はレアンドロがいないことが痛い」とDF岩波が言うように、チームには世界的プレーヤーの加入よりも、エース離脱の危機感が充満した。試合前のロッカールームでは、同じブラジル出身のMFニウトンが「レアンドロのために絶対勝つぞ」と気合を注入。決勝弾の高橋秀も「勝ち点3がゲットできて、いい報告ができる」と戦友に胸を張った。
開幕3連勝となればJ1ではクラブ初。ネルシーニョ監督は「もっと高いところへいける」とさらなる躍進に自信満々だ。クラブ創部22年目。初タイトル獲得へ向け、神戸熱は高まる一方だ。