ハリル監督が代表候補に苦言 「誰もトップコンディションになっていない」

 「明治安田生命J1、浦和3-1C大阪」(4日、埼玉スタジアム2002)

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)は埼玉スタジアムでJリーグ浦和-C大阪戦を視察。日本代表候補勢の動きを確認し、「誰もトップコンデションになっていない」と不満をあらわにした。

 代表指揮官の表情に苦悩の色がにじんだ。今季Jリーグを初視察したハリルホジッチ監督は浦和GK西川、DF槙野やC大阪MF山口ら代表候補勢に目を光らせた。だが、結果は到底期待に添うものではなかった。「今日確認できたことは誰もトップコンディションになっていないということ。『しっかりトレーニングを積んでほしい』というメッセージを送りたい」と痛烈な言葉で苦言を呈した。

 Jリーグは先月25日に開幕したばかりで、コンディションが上がり切っていないことは当然理解しているが、それを差し引いても指揮官が納得し得る水準ではなかった。

 さらにシーズンが佳境を迎え、トップコンディションにあるはずの欧州組もFW本田(ACミラン)を筆頭にMF香川(ドルトムント)らが出場機会を失い続けている。スペイン1部セビリアから復帰し、状態を確認しに来たはずのC大阪MF清武も負傷欠場と肩すかし。「プレーを見られず残念」と嘆いた。

 「2、3週間後には重要な試合がある」と話したように、23日にはW杯アジア最終予選再開初戦となる敵地UAE戦(アルアハリ)を控える。日本は1次リーグB組2位ながら、1位から4位まで勝ち点1差の混戦と予断を許さない状況だ。2週間後に予定されている代表メンバー発表まで熟考の日々は続く。

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