G大阪3発で2位浮上 ハリル監督が倉田に賛辞「かなり良い」

 「明治安田生命J1、G大阪3-0FC東京」(11日、市立吹田サッカースタジアム)

 攻守両面の役者がきっちりと仕事をこなして2連勝。G大阪が2位に浮上した。

 まずはMF倉田だ。今季から背番号10を背負う28歳は「インサイドハーフ」と呼ばれる攻撃的MFとしてプレー。攻撃をけん引した。

 最大の見せ場は1-0で迎えた後半7分。ゴール前のこぼれ球を見逃さずに、左足を強振。ゴールポストをたたき、相手DFに当たってゴールへと吸い込まれたが、記録上は倉田の得点となった。視察に訪れた代表のハリルホジッチ監督も「中盤の真ん中で(攻撃を)スピードアップさせるなど、素晴らしい役割を果たした。かなり良い選手でしたね」と賛辞を贈った。

 守備面では守護神GK東口が仁王立ち。後半34分のPKストップを含め、ビッグセーブを連発。顔面から出血するなどタフな試合となったが「体が自然に動いた。試合のキーとなるPKの部分などしっかり仕事ができた」と胸を張った。

 次なる戦いは15日のACL・江蘇(中国)戦。勢いを持って勝利を目指す。

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