カズ50歳弾ダンス踊るか迷った「このところ勝率がよくない」

サポーターを背に勝利の喜びを分かち合う三浦知良=ニッパツ三ツ沢球技場
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 「明治安田生命J2、横浜FC1-0群馬」(12日、ニッパツ三ツ沢球技場)

 横浜FCのFW三浦知良が前半40分に得点し、自身が持つJリーグ最年長得点記録(49歳5カ月12日)を50歳0カ月14日に更新した。この1点を守り切りチームも勝利し、カズがマンオブザマッチ(MVP)を獲得した。得点後はお得意の「カズダンス」を披露したが、実は踊るかどうか、ちょっと迷いがあったと明かした。

 イバのシュートがこぼれたところを詰めて、GKと相手守備のコースをぬってシュートを流し込んだ。チームメート共にベンチの前へ駆け出してカズダンス。右膝をピッチにつき、下からゆっくりとせり上がるようなフィニッシュで仲間と喜びを分かち合った。

 ところが、実はこのダンス、披露するかどうか瞬間的に迷っていたという。「迷いました。1点目じゃないですか、まだ。試合のね。確実に勝てる試合だったらまだ…。このところカズダンスの勝率があまりよくない」。直近でカズダンスを踊ったのは昨年の6月19日、ニッパツでの岐阜戦。先制点を奪ったが、1-2でチームは敗れてしまった。15年6月28日、敵地での水戸戦では試合終了間際に自身が決めて勝利したが、その前の4月19日、ニッパツでの長崎戦では自身がヘディングで得点するも引き分けに終わっていた。

 ただ、プロとして盛り上がるのなら一肌も二肌も脱ぐのがキングカズ。「去年も逆転負けしましたし、一昨年も追いつかれたり。水戸戦は勝ちましたけど、心配でしたね。まあ、皆さんが書きやすいように(踊りました)」とニヤリと笑った。

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