C大阪・山口蛍が未勝利のチームにカツ!「ぬるい雰囲気の時がある」

 日本サッカー協会は16日、W杯アジア最終予選B組でアラブ首長国連邦(UAE)、タイとの2試合に臨む日本代表メンバー25人を発表した。

 代表に選出されたC大阪MF山口蛍(26)は大阪市此花区の舞洲練習場で調整。敵地でのUAE戦に向けて「ホームで負けた借りを返さないといけない。個人としては(UAE戦に)出られなくて悔しさがある。試合に出て勝利に貢献したい。アウェーの方が気持ち的に燃える部分がある」と強い決意を示した。

 ボランチには豊富な経験を買われ、34歳のG大阪MF今野泰幸がハリルジャパン初陣となった15年3月以来2年ぶりの代表復帰。山口は「以前も一緒にやってきた選手。ガンバでのパフォーマンスも高いものを見せ、ゴールも取っているので(代表に)入って当然。自分にとっても刺激になるし、負けないように頑張りたい」と競争を歓迎した。

 C大阪はリーグ戦3試合を終えて2分け1敗と未勝利のまま。鳥栖戦(18日、金鳥ス)に向けたこの日の練習では、ミニゲームでMF清武弘嗣(27)と激しく接触し、右すねを打撲した清武が練習を途中で切り上げるアクシデントもあった。山口はチームに対して「練習をやっていてもぬるい雰囲気の時がある。(ケガと)紙一重のところもあるけれど、全力でやらないといけない」と闘志を剥き出しにし、清武も「(山口)蛍の魂を感じた。今のセレッソには球際の激しさが必要」と同調した。

 15日のルヴァン杯横浜M戦では、出場機会に恵まれていない選手の奮闘で今季公式戦初勝利を飾った。スタンドから観戦した山口も「勝っていい流れを持って来てくれた」と感謝し、「(鳥栖戦は)尹さんの古巣でもあるし、勝たせてあげたい気持ちは人一倍強い」と責任感をにじませた。

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