神戸勢い止まらん開幕4連勝 大森が新天地で輝き放つ「これくらい普通」
「明治安田生命J1、神戸1-0磐田」(18日、ノエビアスタジアム神戸)
神戸はMF大森晃太郎(24)の2試合連続ゴールで磐田に1-0で競り勝ち、開幕4連勝で勝ち点を12として首位を守った。
新天地で輝きを放つ男が、クラブ記録を更新する開幕4連勝をもたらした。下部組織から育ったG大阪を離れ、神戸に加わった大森が2試合連続ゴール。「結果を残す自信はあった」という運動量豊富な24歳の左サイドハーフは、早くも欠かせない戦力となっている。
ネットを揺らしたのは前節の仙台戦と同じ後半1分。ペナルティーエリア内でボールを受けても慌てて打たない。「相手が飛び込んでくるのは分かっていた」。スライディングを誘ってDF2人の足を止めさせ、シュートコースを切り開いてから右足を振った。この日も前半は攻めあぐねただけに、主導権をつかむ価値ある一撃となった。
ホームでは2位に躍進した昨季第2ステージから負けなしで、ノエビアスタジアム神戸では8連勝。悲願の初タイトルへ最高のスタートを切ったが、2014年には優れた脇役としてG大阪の国内主要3冠に貢献した大森は「優勝するって掲げているチームなので、これくらいは普通」と平然と言った。次節は浦和戦。強豪をホームに迎える一戦で神戸の真価が試される