清武がV弾演出!C大阪サクラサク878日ぶりJ1復帰星

 後半、決勝ゴールを決めるC大阪・山村(左から2人目)=共同
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 「明治安田生命J1、C大阪1-0鳥栖」(18日、金鳥スタジアム)

 C大阪は日本代表MF清武弘嗣(27)がMF山村和也(27)の決勝ゴールを演出。1-0で鳥栖を下し、今季初勝利を挙げた。神戸はMF大森晃太郎(24)の2試合連続ゴールで磐田に1-0で競り勝ち、開幕4連勝で勝ち点を12として首位を守った。2連覇を狙う鹿島はFW鈴木優磨(20)の公式戦3試合連続ゴールなどで清水に3-2と逆転勝ちした。

 待ち焦がれた勝利に桜色のスタジアムが揺れた。3季ぶりに昇格したC大阪にとって、J1では14年10月22日の徳島戦以来878日ぶりに味わう美酒。決勝点の起点となったのは右MFで先発出場した清武の右足だった。

 0-0の後半25分、左CKから流れたボールを拾い、右サイドから正確なクロスを供給。木本の折り返しから山村の決勝ヘッドを呼び込んだ。「自分は全然何も関わっていないけど、チームが勝てて本当に良かった。日本に帰ってきて初勝利だしうれしい」。謙遜を交えつつ、清武は勝利の味をかみしめた。

 動きの落ちた後半40分に途中交代。尹晶煥監督から「まだ体が作れていない。もう少しコンディションを上げてくれれば」と珍しく注文を付けられた。右太もも裏の違和感から復帰2戦目。「走れているけど100%じゃない」とコンディション不足は自覚している。

 それでも日本のために戦う。「国内組として責任もあるし結果も欲しい。『日本に帰って来て良かった』と言われるプレーをしたい。W杯は誰もが行きたい場所。日本のために勝利を取って帰って来たい」。UAEへ飛び立つ直前、深夜の空港で取材に応じた清武は熱を帯びた口調で思いを語った。C大阪の次は、日本に勝利をもたらす。

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