川島神セーブ「経験値」で起用大当たり 1対1止めた9カ月ぶりドヤ顔
「W杯アジア最終予選、UAE0-2日本」(23日、アルアイン)
6大会連続のW杯出場を目指すサッカー日本代表は、アウェーでUAEに2-0で勝利した。前半14分にFW久保裕也(23)=ヘント=が先制点を挙げると、後半7分にはMF今野泰幸(34)=G大阪=が追加点。守備陣も無失点に抑えた。試合後、代表チームは28日のW杯予選・タイ戦(埼玉)に向け、チャーター機で成田空港に帰国した。
どや顔の守護神が日本のゴールマウスに戻って来た。昨年6月の親善試合・ブルガリア戦以来の出場となったGK川島が、大一番でゴールに鍵をかけた。
最大の見せ場は1-0の前半20分。相手FWとの1対1。「とにかくコースを消しにいこうかなと」。この日最大のピンチだったが重心を下げ、両手両足を懸命に広げ、左ももで防いだ。
所属先のメッスでは公式戦の出場は1月8日のカップ戦1試合のみ。前夜に先発を告げられ「やるしかない」と腹を決めた。「人生の中でこの90分は返ってこないし、いくら試合に出てなかろうが、ピッチの上に立てば言い訳もできない。とにかく後のことも何も考えないで臨みました」。無心で挑んだ守護神の存在感は、際立っていた。