香川、最終予選初得点に安ど「勢いもたらせて良かった」

 「W杯アジア最終予選、日本4-0タイ」(28日、埼玉スタジアム2002)

 MF香川真司(ドルトムント)の先制ゴールがチームを勢いづけた。今回の最終予選では初ゴール。代表戦では昨年6月のキリン杯ブルガリア戦での2ゴール以来、9カ月ぶりの得点に、試合後はほっとしたような表情を見せた。

 前半8分、右サイドのFW久保がゴロでパスを入れた。岡崎に触れてかすかに軌道が変わったが冷静にトラップ。シュートフェイントで相手守備をかわしてから、ゴール左に流し込んだ。

 「立ち上がり、先制点が大事だったのでしっかり取れて良かったです」と安どの表情の香川。「UAEに勝ったということでホームでも必ず勝たないといけない試合だったので、その勢いをもたらすことができて良かったと思います」と充実感を漂わせた。

 23日のUAE戦では守備的MFが1枚(アンカー)となり、一つ前にポジションを取る香川も高い守備意識でプレーしていた。この日は、従来採用していた守備的MF2人の布陣で、試合序盤はよく攻撃に絡んだ。後半29分に清武と交代したが、背番号10の役割は果たした。「勝たないといけない試合をみんなで勝ちきったのが良かったですし、まだまだ戦いは続くので6月も勝てるように頑張ろうと思います」と勝利を喜んだ。

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