川島PKも止めた!3度好セーブで日本救う
「W杯アジア最終予選、日本4-0タイ」(28日、埼玉スタジアム2002)
GK川島永嗣(メッス)が3度、ピンチを救った。
最初のビッグセーブは前半ロスタイム。右CKからゴール正面で混戦となり、至近距離からタイのエースFWティーラシンにハイボレーをたたき込まれた。しかし、川島はとっさに左足を出してセーブ。その後も混戦が続いたが、日本選手が体を張って失点を防いだ。
2本目は後半6分。ミドルシュートを右サイドから打たれたが、とっさに飛びついてはね返した。そこまで厳しいコースではなかったが枠には飛んでおり、ヒヤリとさせられるシーンだった。
最大の見せ場は同41分。長友が自分がクリアしきれなかったボールを拾った相手を倒してPKを与えた。ティーラシンのシュートは川島から見てゴール右側を襲ったが、飛びついてセーブ。雄たけびでイレブンを鼓舞した。
香川の先制ゴール、岡崎の代表通算50点目、久保の2試合連続ゴール、CKからの吉田のヘッドと4得点を奪ったものの、守備面では再三危ない場面があったのは事実。ハリルホジッチ監督も試合後のインタビューで「何度も危ない場面をつくられました」と冷静に振り返っていた。