香川、お待たせ弾、代表298日ぶり 最終予選初に安堵
「W杯アジア最終予選、日本4-0タイ」(28日、埼玉スタジアム2002)
FW岡崎慎司(30)=レスター=が日本歴代3人目の国際Aマッチ通算50ゴールを達成した。前半19分に右クロスをヘディングで決めた。MF香川真司(28)=ドルトムント=の先制弾を含めて4得点を挙げた。
トップ下で先発したMF香川が、快勝の呼び水となる先制弾を決めた。前半8分、久保の右からのクロスをゴール前で受け、DFをかわし、右足で技ありのゴール。「うまく相手のタイミングをずらせた。いい時間帯に決められた」と自賛した。
代表では昨年6月3日のブルガリア戦以来298日ぶりの得点に「結果を出せてなかったので、この2連戦で決めないといけないと思っていた」。ドルトムントでも出場機会が増えてきたが、「それまでずっと出ていなかったし不安の方が大きかった。その重圧も含めていい経験になったし、この2連勝は個人的にも大きい」と胸をなで下ろした。
6月のイラク戦に向けても、所属での活躍が自身の試金石になる。「クラブでの評価は常に代表につながるし、(現在の)クラブでの結果は物足りない」。Bミュンヘン戦や欧州CLとヤマ場が続くが、「次の3カ月しっかり結果を残して、帰ってきたい。厳しい戦いを勝ち続ければまたその次がある」。輝きを取り戻しつつある10番が表情を引き締めた。