岡崎 代表通算50ゴール!釜本、カズに続いた歴代3人目
「W杯アジア最終予選、日本4-0タイ」(28日、埼玉スタジアム2002)
FW岡崎慎司(30)=レスター=が日本歴代3人目の国際Aマッチ通算50ゴールを達成した。前半19分に右クロスをヘディングで決めた。
メモリアル弾はらしさにあふれていた。前半19分、岡崎は久保の右からの高速クロスにニアサイドへ走り込む。相手DFの手前に体を投げ出して、ダイビングヘッド。国際Aマッチ通算50ゴールは、代名詞ともいえるプレーで達成した。
「最近、ああいうプレーはなかった。FWとしての感覚をよみがえらせる意味でも、よかった」
苦しんでいた。代表では昨年6月3日のブルガリア戦(豊田)以来、9試合298日ぶりのゴール。その間スタメンから外れ、出番は激減。「チームでも取れていない。代表でも途中から出て決めていなかった」。大迫の故障で巡った先発抜てき。ゴールで応えた。
50得点は釜本邦茂氏の75、三浦知良(横浜FC)の55に続く、日本人史上3人目の快挙だった。
「実感はないですね。自分の能力の低さを知っているし、何て下手なんだろうと思ってやってきた。ゴールは周りに生かされてのもの。きょうもいいクロスだった。あれで生かされた。そう思うと、感謝の50得点です」
大台到達弾は、復活を実感させる一撃。「1トップ。あらためて、もっとやりたい、ゴールを取りにいきたいなと思う。代表ではゴールを求められる。うれしいですね。役割があって」。泥くさく、豪快に、岡崎はよみがえった。