浅野拓磨、チーム勝利も出場機会なく「個人的には悔しい結果」
W杯アジア最終予選タイ戦(28日、埼玉)に4-0で勝利したサッカー日本代表のFW浅野拓磨(22)=シュツットガルト=が29日、羽田空港発の航空機で離日した。
UAE戦(23日)に続きタイ戦でも出場機会のなかった浅野は「個人的には悔しい結果に終わった。2勝したけど決して納得のいく(代表)活動ではなかった。チームに戻って、また代表に呼ばれるように頑張るしかない」と悔しさを口にした。バヒド・ハリルホジッチ監督(64)からは「練習し続けるように」と声を掛けられたといい、「呼ばれる呼ばれないは自分次第。言葉は短かったけど自分の中では重かった」と指揮官の言葉を胸に刻んだ。
同じリオ五輪世代のFW久保裕也(23)=ヘント=が2試合で2得点3アシストと存在感を放った。「久保君があれだけ活躍してくれることで、僕らの世代は刺激を受けるし、もっと頑張らないといけない」と表情を引き締めた。
代表合宿中には、リオ五輪代表で監督を務めた手倉森誠コーチ(49)がリオ世代の選手を集めてミーティングを行った。「僕らの世代がもっともっとやっていかないといけないし、自信を持ってプレーできれば、僕らの世代がこの(日本代表の)中に入ってもできる能力があるというのは言ってくれた」。
所属するシュツットガルトでは出場21試合2得点。「ゴールという結果でチームに貢献して、それから代表でプレーしたい」と決意新たに日本を後にした。