ドルト香川、代表戦の疲れで「効率的な動き」 リズムつかみ先制点アシスト
「ドイツ1部リーグ、シャルケ1-1ドルトムント」(1日、シャルケ)
ドイツ1部でMF香川真司(28)のドルトムントは敵地でシャルケと1-1で引き分けた。香川は後半8分に先制点をアシストし、同42分に退いた。イングランド・プレミアリーグ、レスターのFW岡崎慎司(30)はストーク戦で2点リードの後半28分までプレーし、2-0の勝利に貢献した。サウサンプトンのDF吉田麻也(28)はボーンマス戦にフル出場。試合は0-0で引き分けた。
シャルケ戦はルール地方が熱狂する伝統のダービーだ。香川は敵地の重圧を意に介せず積極的に攻め、先制点をアシストした。
後半8分、ゴールほぼ正面でDF2人の間をすり抜けて裏のスペースへ。縦パスを受けてGKと1対1になったが、右横の絶好な位置へ走り込んだオバメヤンが視界に入ると迷わずパスを出した。「右でオバがすごくフリーだった。しっかりと冷静に判断できた」と納得の表情で話した。
中東と日本で日本代表の2試合に先発し、ドイツに戻って間もない。「体に重さはあったが、試合は90分あることを考えて効率的に動くようにした」。次第にリズムをつかんで決定的な仕事をした。
ただ、勝利を逃して喜びは泡と消えた。「すごく悔しい。ダービーだから勝ちたかった」と負けたかのような落胆ぶりだった。