内田篤人&大迫勇也プロデュースのラボ開設へ けが対策の思い込め

 サッカードイツ1部シャルケのDF内田篤人と、ケルンの大迫勇也が、それぞれがプロデュースするコンディショニングラボ(整骨院とトレーニング施設を兼ね備えた施設)をオープンすることが9日、所属事務所を通じて発表された。

 それぞれ「ウチダラボ」、「オオサコラボ」と名付けられた施設は、6月17日に内田は静岡駅付近、大迫は鹿児島中央駅付近でそれぞれオープンする予定。スポーツ界の将来を担う学生や、体を整えたい人のサポートを主な目的とし、保険診療を含めた整骨院事業や、独自のプログラムに基づくトレーニング事業を行う。両選手の個人トレーニングをサポートしているリガトア社と提携し、店舗の運営やプログラムの開発を行うとしている。

 15年6月に右膝膝蓋腱の手術を受けている内田は「2015-16シーズン、僕はけがの影響で1試合もピッチに立つことができませんでした。サッカー選手にとって、けがをせずにプレーし続ける事は難しいですが、けがをしてしまった時のケア、けがを予防するための身体の使い方などをきちんと提供できる場所を作りたいという思いで、このラボを作ることに決めました」とラボ開設に至るまでの心境をコメントで寄せた。「地域の方々はもちろん、静岡から世界へ飛び出していくアスリートたちをサポートできればしいです。部活生が『ウッチーラボ行こうよ』なんて話している姿を今から想像しています」と高体連サッカー部(清水東)出身の内田らしい活用法を期待している。

 大迫は「高校卒業後、鹿島とドイツで暮らしてきましたが、ずっと鹿児島のために何かできることはないか考えていました。また、ドイツでプレーをする中で、海外の選手に勝てるよう個人的にトレーニングを続けていて、最近はその成果が出てきていると感じています。僕自身が効果を実感しているトレーニングを鹿児島の皆さんにも還元したい、地域の皆さんが気軽に足を運べて、身体のケアやトレーニングができる環境を作りたいという気持ちで、オオサコラボを作ります。このラボが鹿児島の皆さんのお役に立てる場所になれたら嬉しいです」と地元への思いをコメントに表した。

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