高倉なでしこ快勝お披露目 横山3戦連発!新エース襲名弾

 前半、先制ゴールを決める横山(中央)=共同
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 「サッカー・国際親善試合、日本女子代表3-0コスタリカ女子代表」(9日、えがお健康スタジアム)

 日本代表はコスタリカに3-0で快勝した。昨年就任した高倉麻子監督の国内での指揮初戦を白星で飾り、同監督就任後の通算成績は3勝1分け4敗。国際サッカー連盟(FIFA)ランク6位の日本は同30位のコスタリカに対し前半、FW横山久美(23)=長野=が先制。後半はFW田中美南(22)=日テレ、FW籾木(もみき)結花(21)=日テレ=が加点した。試合は熊本地震復興支援マッチとして行われた。

 新生なでしこの国内初戦は、エースの襲名披露の場となった。前半23分、横山が小刻みなボールタッチでDFをかわす。ゴール正面、ペナルティーエリアの外から左足でのシュートを決めた。

 「点を取るのが仕事。これを普通にしないと。1点では正直、足りない」。どん欲な言葉が自覚の表れだ。3戦連発で高倉監督、澤穂希、永里優季が持つ4戦連発のなでしこ記録に王手をかけた。

 熊本地震復興支援マッチとして行われた一戦。5日には全員で震災の被害映像を目にし、被災者の生の声を宿舎で聞いた。MF阪口は「ここでやる意義を感じた」と言う。

 高倉監督は「熊本のみなさんに勇気を与えられるゲームではない」と手厳しい。それでも21歳の誕生日だった籾木が初ゴール、田中も決めた。発展途上のチームがあふれる可能性を刻んだ。

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