ハリル監督、異例の試合会場変更を要求 6・13イラク戦「ピッチの状態よくない」
サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が異例の“試合会場変更要請”を出した。指揮官は16日、J1のFC東京-浦和戦を視察。その後、W杯アジア最終予選・イラク戦(6月13日・アウェー)の会場について言及した。
現時点では正式発表はされていないが、政情不安のために自国での試合開催が困難なイラクは、これまでのW杯最終予選のホーム戦で、隣国イランのテヘランで開催している。日本代表側も、イラク戦に向けてはイラン開催を想定して準備を進めている段階だ。ただ、イラン代表のホーム戦と重なる日程のため、試合会場として見られているのがテヘランの「パス・スタジアム」という小さなスタジアムとなっている。
このスタジアムは、15年に2度のイラン遠征を行った際に日本代表が練習会場として使用した場所。ハリルホジッチ監督は「ピッチ状態、芝生の状態は良くない。より良い環境でやれるように変更を要求している」と語った。ただし、アウェーチームの監督の要望で試合会場が変更される可能性は、極めて少ない見込み。勝利すれば6大会連続でのW杯出場に近づくイラク戦。異例の要求は通るのか。