FC東京・久保 U-20代表当確ともす2戦連続弾 内山監督「上でやるべき」
「サッカー・高円宮杯U-18プレミアリーグEAST、FC東京U-18 2-1市立船橋高」(23日、味の素スタジアム西競技場)
注目のFC東京U-18・FW久保建英(15)は開幕戦の清水戦に続き、今季2点目となる先制点を挙げて勝利に貢献した。U-20日本代表の内山篤監督が視察した一戦で強烈アピールに成功し、5月2日に発表されるU-20W杯・韓国大会(5月20日開幕)のメンバー入りに当確ランプをともした。
トップチームデビューが秒読みとなった久保が、同世代の公式戦で違いを見せつけた。
0-0で迎えた前半23分、久保は「こぼれてくることが分かった」と、ゴール前のこぼれ球に素早く反応。そのままエリア内の密集を抜け出し、左足でゴール左上に決めた。ワンチャンスを確実にゴールへとつなげ、高い決定力を誇示した。
久保は試合後、「DFよりも早く反応したことがゴールにつながった。立ち上がりにゴールできていい形でスタートできた。途中、1点を返されて苦しい時間もあったが、開幕戦と同じメンバーで1勝できたことはプラスだと思う」と冷静に振り返った。
視察に訪れた内山監督は「急激に良くなっているし、判断の速さや、高い技術を持っている」と語り、「だからアルゼンチン遠征から(U-20日本代表に)呼んでいる。飛び級というよりも、上のレベルでやった方がいい。(久保は)ここ(U-18)でやる選手じゃない。上のレベルでやった方が成長度も高くなる」と賛辞を惜しまなかった。